車に乗っていて、必須になる項目の一つにタイヤの交換があります。
車は走れば走るほどタイヤが減ります。
夏タイヤからスタッドレスタイヤに履き替えたり、シーズンオフになったら元に戻したりします。
オフロード4WDに乗っている方は、その機会も多いかもしれませんね。
サーキットを走行する方は、サーキットでタイヤの履き替えなどを行う事も多々あると思います。
こういったタイヤ脱着の際に欠かせないパーツ、ホイールナットについて一緒にポイントをおさえてみましょう。
◎ホイールナットにも種類がある
実は、ホイールナットにも様々な種類があります。
車種やホイールの形状によって使い分けないといけないのです。
・トヨタ・三菱、純正ホイール用
ホイールとナットとの接点部分が平面になっている物です。
・ホンダ純正ホイール用
ホイールとナットとの接点部分が球面になっている物です。
・貫通ナット
ホイールとの接点部分はすり鉢状になっています。
両側に穴が開いていて、貫通しているタイプとなります。
・袋ナット
ホイールとの接点部分はテーパー状になっています。
専用ナットが必要な純正ホイール以外のホイールに多く使用されています。
社外のアルミホイールでは大半がこのタイプとなります。
・盗難防止用ナット
ロックナットとも呼ばれています。
その名の通り、盗難を防止する為のナットとなります。
・輸入車用ナット
輸入車用のナットは国産車用とは形状が異なります。
ナット部分がボルト形状になっています。
◎ネジの径・ピッチ・ナットの径の違いに注意
【トヨタ・三菱・マツダ・ダイハツ】
{ネジ径×ピッチ}M12×1.5
{ナット径}21
【日産】
{ネジ径×ピッチ}M12×1.25
{ナット径}21
【ホンダ】
{ネジ径×ピッチ}M12×1.5
{ナット径}19
【スバル・スズキ】
{ネジ径×ピッチ}M12×1.25
{ナット径}19
上記の通り、メーカーによって規格が異なります。
ナット径に関しては取り外す際のレンチサイズが変わるだけなので特に問題無いですが、ネジ径×ピッチに関しては間違えると使用出来ません。
無理に使おうとすると、車両側のボルトを損傷する事にもなります。
こうなってしまうと時間も工賃も部品代もかかってしまいます。
◎ナットの締め付け方に注意
①ホイールをボルトにはめる
②手締めでナットを対角線上に締めていく
③レンチを使って対角線上に締めていく。
④ナットが回らなくなったらジャッキを下げて、タイヤを着地させる。
⑤出来るならば、トルクレンチを使用して規定のトルクで締め付ける。
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