私は癖で、車のタイヤをついつい見てしまいます。
先日も、一目で分かるほどにタイヤの空気圧が不足している車を見付けました。
タイヤの空気圧が不足していると、非常に危険な状態になります。
そこで今回は、タイヤに関しての勉強をしていきましょう。
1.空気圧チェック
空気圧は低過ぎても高過ぎてもいけません。
どちらの場合も、本来のタイヤの性能を発揮する事が出来ません。
偏磨耗(タイヤの偏った磨耗)やスタンディングウェーブ現象(タイヤが波打ってしまう現象)が起こる原因となります。
タイヤの空気圧は、殆どの車種で運転席ドアの所に表示されています。
一般道の走行と高速道の走行で空気圧指定値が違う車もあります。
一度確認してみる事をおススメします。
2、タイヤ残り溝の確認
タイヤの溝にはスリップサインといって、タイヤ交換の目安となる目印があります。
タイヤの溝が1.6mm以下だと車検に通りません。
車検に通らない以前に、危険な状態です。
スタッドレスタイヤの場合、新品時の半分以上の残り溝である必要があります。
タイヤの溝が少なくなると、タイヤのグリップ力が低下します。
雨天時には排水性能が低下し、スリップの危険性も大きく増します。
タイヤが減ってくるとパンクの可能性も上がります。
3、タイヤの異常確認
タイヤをチェックして、傷の有無や偏磨耗が無いか確認してみましょう。
一般道でも当然ながら、タイヤに異常がある状態で高速道を走行すると大変危険です。
タイヤの異常を発見したら、出来るだけ早くタイヤショップや整備工場に診てもらいましょう。
4、応急タイヤのチェック
普段履いているタイヤのチェックは万全な方でも、応急タイヤのチェックは殆どしていないという方も多いです。
【パンクして応急タイヤに交換しようとしたら、空気が抜けてて使えない】
こんな事も多々起こっています。
応急タイヤのチェックは疎かになりがちですが、定期的に確認する事が必要です。
5、車を止める際の注意点
タイヤの側面を縁石などに当てると、タイヤに傷が付くことがあります。
タイヤの側面は結構弱いのです。
傷の深さや大きさによっては、走行中にタイヤがバーストする事もあります。
タイヤだけでなくホイールまで損傷してしまうと、空気が抜けてしまう事もあります。
駐車の際や幅寄せの際にタイヤやホイールを損傷しがちですが、注意する必要があります。
6、走行中に注意する事
走行中にタイヤがパンクしても気付かない人が多いです。
前輪の場合はハンドルが取られる等の症状で気付き易いですが、後輪の場合は気付きにくいのです。
パンクに気付いたら、すぐに車を停止してタイヤの交換をしましょう。
パンクしたまま走行するとタイヤが損傷してしまい、タイヤが使えなくなります。
但し、慌てて減速したり停止したりすると思わぬ事故に巻き込まれたりします。
狭い道路で停止すると、他の車の迷惑になったりします。
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