今回は、車の寿命についてのお勉強を一緒にしてみましょう。
{車の寿命}
車の寿命と一言で言っても、一体何を基準にして「寿命」というのか。
これは、人それぞれ解釈に違いがあると思います。
・エンジンが壊れちゃったから
・色々な所から変な音がするから
・故障して直す所が多くなったから
・何となく
これら、それぞれどれにも当てはまるとも言えます。
それでは、各パート毎に解説してみます。
◎エンジン
そもそも、エンジンの寿命とはどういう状態を表すのか。
エンジンというものは以外にもシンプルです。
・ピストン・バルブ・シリンダーなどの寿命
これらがダメになると異音が発生し、エンジンの回転に障害が出てきます。
直噴エンジンはダウンサイジングには必須とも言われています。
しかしその機構上、エンジンにススが溜まりやすいという難点があります。
基本的に、エンジンはキチンとメンテナンスしていると30万キロや40万キロは大丈夫だと言われております。
◎パワートレイン(ミッション)
変速しながらもエンジンのパワーを伝え続けているだけに、その負担はかなり大きいです。
一般的に、ミッションは一昔前は10万キロが寿命とも言われていました。
オートマチックトランスミッションの場合、変速ショックが大きくなったり滑りが発生したりします。
しかし、近年は欧州のミッションメーカーが開発に携わる事も多くなり、寿命もかなり延びてきました。
◎内外装
近年、太陽の紫外線が増大しています。
車には樹脂や布などの素材がたくさん使われています。
皆様よくご存知の通り、昔はガラスだったヘッドライトレンズも樹脂となり、その樹脂製のヘッドライトレンズが白く(黄色く)曇っている車をよく見掛けます。
曇ってくるとライトの光量が落ちるだけでなく、場合によっては車検も通らなくなります。
本革シートは紫外線が原因で劣化すると、表面が割れてしまいます。
ダッシュボードは紫外線が原因で割れる事もあります。
◎足回り
足回りは大半が金属部品で構成されています。
ですから基本的には非常に丈夫と言えます。
しかし、ショックアブソーバーやブッシュなどは消耗品です。
一般的には10万キロ走行すると寿命が来ると思っていいのです。
◎ボディ
ボディは錆が発生しない限りは寿命は無いとも言えます。
現在の車は、大半がモノコックボディを採用しています。
モノコックボディはボディパネルの張りで形を支えています。
分かり易い例えだと、卵の殻をイメージすれば良いと思います。
卵の殻は想像以上に頑丈なのをご存知の方もいらっしゃると思います。
しかし普通の走行なら何も問題無いとしても、激しい走りを行っているとボディに歪みが出てきたりします。
その結果、「ミシミシ」と異音が発生したりするのです。
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